技術情報

〔スクリーン印刷〕

ポリエステルやナイロン繊維を編んだメッシュ(紗)を枠に張り、紫外線感光剤を塗布してパターンフィルム(写真)を重ね、紫外線を当てて無反応の感光剤を水で洗い刷版(孔版)を作り、その刷版(孔版)上にインキ(ペースト)を延ばし、スキージゴムで素材に転写する印刷方法です。印刷膜厚に厚みがある為発色に優れ、広範囲の素材に印刷ができ、パターン印刷から表面加飾、回路基盤印刷(メンブレン等)など、使用用途は無限大です。

〔オフセット印刷〕

「水と油の反発」を利用し、版(PS版)のパターン上に付着したインキをブランケットに転写させ、ブランケットから素材に転写させる印刷方法で、印刷膜厚は薄く、インキペーストもスクリーンインキよりはるかに硬い為、細かい印刷に向いており、かつてはネームプレート製造業界の主流でした。が、膜厚が薄い為隠蔽性に劣り、補う為には二回~三回刷りが必要です。
 主に隠蔽の必要があまり無いアルミ板や金属板等に利用されましたが、ネームプレートの主流が金属から樹脂になり、利用頻度も激減しました。
(基本的に現行量産品と樹脂製品のみとし、現在は新規の金属オフセット印刷製品の受付をしておりません)

〔アルマイト印刷〕

アルミ表面に感光剤を塗布し感光させ、無感光部にインキ(染料)を浸透させたのち、電解処理をして表面に酸化皮膜を形成(封孔処理)した印刷方法です。印刷表面に凹凸が無く、酸化皮膜により表面硬度や耐食性、磨耗性が高くなり、感光による印刷の為、写真と同等の再現性を誇ります。

〔その他の印刷・加飾加工〕

粘着材付きフィルムを使ったラベル印刷(シール印刷)をはじめ、立体物への印刷が可能なタコ印刷、円柱形状製品に印刷する円筒印刷などの各種印刷や、ホットスタンプ(箔押し)、ラミネート加飾、機械彫刻(打刻加工)やダイヤカットなどの切削加飾加工など、ご相談下さい。

〔打ち抜き加工〕

プレス型(金型)によるエンボス加工や精度の高い外形抜き加工から、加工イニシャルを低く抑えられるトムソン型(ビク型)による抜き加工、カッティングプロッターを使った切抜き加工など対応できます。
印刷のない両面テープの打ち抜きや、クッション材などの打ち抜きも可能です。